カワサキ Ninja ZX-RR製作記

そんなこんなで、制作の方も進みだいぶバイクらしい姿になってきました!

ハンドル周りの工作もほぼ終了した状態です。
ブレーキアジャスターケーブルを追加したり
ブレーキホースをクリアの細い物に交換したり、その他諸々と追加してます・・・

エアインテークのカーボンの再現には
Vertex製のカーボンデカールを使用しています。
かなりの曲面で障害も色々とあるので苦労しましたが・・・



次にエッチングパーツのリアブレーキディスクのちょっとした加工です。

ここまで、処理ばかりの画像ですが、制作の方も順次進めております

見ての通りリアブレーキディスクはエッチングパーツで再現されており
そのままでも充分シャープでリアルなのですが
ここで一手間加え更に質感を高めました。

リューター用のダイヤモンドカッターホルダーにディスクパーツをセットし
回転させ、そこにペーパーを当て回転痕のような質感を出してみました。
画像じゃ解り難いですが・・・

と、ここまでは良かったのですが・・・
画像を撮ろうとしてる時、この状態でリューターのコードに手が引っかかり
落としてしまい、せっかくのパーツを曲げてしまいました・・・(笑)

なんとか修正は出来見た目はわからない状態になったので良かったですが・・・
ホント冷や汗モンでした(笑)

実はこの画像も修正後の画像なのですが全くわからないでしょ?(笑)
と、こんなエピソードがあったので動揺して画像の方もうまく撮れませんでした(笑)

ホビーショップてづかさんで開催されるMOTOコンテストにと
前々から作りたかったNinja ZX-RRを制作しました。

店長曰くガチコンテストらしいので
下手の横好きですがガチで制作しました。(笑)

なんとかかんとか完成しました!
久しぶりのバイクモデル製作ってこともあり
楽しく制作することが出来ました!

そしてこちらが、研ぎ出し後コンパウンド掛けをし仕上がった状況です。(右側のみ)

吹きっぱの状態と比べると、映り込みを見ても一目瞭然ですね?

研ぎ出し時の注意点ですが、角は出やすいので注意が必要です。
後、研ぎ出しでは1000〜1500番のペーパーで水研ぎし
最後にバフレックスで仕上げてあります。
水研ぎすることによりペーパーの目詰りも抑えられ、よりフラットな面が出ます。

その後、何種かのコンパウンドを使い磨き上げて完成となります。

それではいよいよ完成です!!


車体の方の制作もほぼ終わり、カウル類の制作に移行です。
と、言いましても実はウレタンクリアー吹くまでの作業は
前半の方で終了してまして・・・

着色→デカール→ウレタン塗装→研ぎ出しのコンボだと
乾燥時間の問題もあり手があいてしまうので、車体側の制作の
合間で乾燥に余裕を持って制作しておりました。
大判デカール等もありますので充分乾燥させないと
失敗する可能性もあるので、今回は余裕を持ってじっくり乾燥させながら
制作して来ました。

画像の説明ですが、左側がウレタンクリア吹きっぱなし状態です。
右側の画像が乾燥後、デカールの段差を消すため研ぎ出した状態になります。


そんなこんなで、なんとか車体の方は終わりました!
キットでは再現されていないラジエターフードとタンクも追加し
よりリアリティーが出ました。

画像じゃ解り難いですが、フロント周りは
ストロークセンサー、やスピードセンサー等も追加してます。
フロントフェンダーもリヤフェンダー同様Vertex製のデカールです。
曲面が強く一枚物で貼れる技術が無いので分割して貼っております(笑)

その際、カーボンパターンのズレが生じるのでセンターのデカール部分で
隠しております(笑)


スイングアームも付きかなりバイクらしくなってきました。

エンジン周りの追加した配線も収め終わった状況です。

画像じゃ解り難いかもしれませんが、チェーンテンショナー部分も
エッチングパーツで再現しております。

リアフェンダー部分のカーボンの再現にも
Vertex製のカーボンデカールを使用し
トーン調整でスモークグレーを吹いております。
その後、ウレタンじゃなくラッカー系のクリアーで研ぎ出して磨き上げました。

後、カーボンデカールも各箇所でダークとファインを使い分けております。

ステップ部分のカーボンの部分は実車でも艶消しとなっていたので
同じようにしてあります。

参考にした資料の一部です。

今回製作した車体とは違いはあるものの
こういった画像等はとても参考になります。

マフラーの次に見せ場の一つだと思っているクラッチパーツです。

キットの物でも充分いいのですが、実車とは形状が異る部分があります・・・

こちらのパーツもセットされてましたので今回はこちらのパーツを使用しています。

レジン製のパーツなのですがディテール、造形、抜き
どれも素晴らしいものとなっております!

実車資料を元に塗り分けしただけですがかなりリアリティーがあります。

次に、マフラーパーツの説明です。

ちょっとカメラの設定でドギツイ感じに写ってしまいましたが・・・
実際はもっと落ち着いた感じです(笑)

バイク模型のマフラーって見せ場のようなイメージがあるので
今回私がこのように塗装した手順を説明します。

マフラーはモナカパーツであり、メタリック系でで塗装するため
処理が甘いと目立ってしまいます・・・
その事も踏まえ処理し何度かサフチェックを繰り返し下地にブラックを吹きます
(溶接痕のモールドもあるので注意も必要です)
この時、ブラックはなるべくテカテカに!
そして、溶接痕部分にメッキシルバーを吹きます。
乾燥後、溶接痕として見せたい部分に細切りのマスキングテープでマスクします。
全体にスーパーチタンを吹きます。
焼け色の表現を付けるため色々な資料を見ながら、クリアー系塗料を細吹きします。
ステンとは違いチタンはツヤがない物がほとんどなので艶消しで艶を整えます。
最後にマスキングテープ剥がすとこのような感じになります。

注意点としては、結構楽しめる部分ではあるのですがやり過ぎないこと!
やり過ぎると、いかにもって感じで完成後マフラーが浮いて見えちゃいます・・・
自信がない場合は、エナメル塗料で焼け色を付けると失敗しても焼け色のみ拭き取れるので
やり直しも利きます。※下地はラッカー系必須

後、焼け色は多くの色を使うことでリアルに仕上がると思います。
と、こんな感じでしょうか?



次に説明するのは、車体横に付くCPUのカプラー配線の説明です。

ほんと微細な部分のため爪楊枝と大きさ比例してみました(笑)

結構お気に入りな部分でもあったりするのですが
CPUにつながるカプラー配線も再現してます。
カプラー配線の再現には伸ばしランナーを利用してみました。
拘った甲斐もあり結構リアルに仕上がったと思われます(笑)

と、こんな感じで出来上がったのはこちらです。

そのまま貼り付けるよりは質感は高まってると思われます。
微細なパーツですので貼り付けるにも細心の注意が必要で
接着剤がはみ出すと質感云々の問題じゃなくなってしまいます・・・
今回、このような微細なパーツを接着する際は、伸ばしランナーを利用し
伸ばしランナーで接着剤を拾い点付けして貼りつけてます。

それと、ディスクパーツの塗り分けは、サークルカッターで幅広のマスキングテープをカットし
塗り分けしています。



エッチングパーツの続きで次はフロントブレーキディスクのボルト部分が
エッチングパーツで再現出来るようになっているのですが、ここにも一手間加え
質感を高めます。

直径1.5ミリ程の微細なパーツなのです。
またまた、リューターの登場です(笑)

先ず、適度なリュータビットに両面テープを貼りそこにエッチングパーツを貼り
回転させ、ペーパーで研磨します。

そうすることにより、実車で見られるような研磨痕が付き旋盤加工されたような
質感に変わります!

こうして、説明をしないとスルーされてしまう部分でもありそうなので
書いてますが、自己満足の世界です(笑)

注意点としては、エッチングパーツを貼る時は芯に貼ることです!


完成画像はこちらから
 ↓  ↓  ↓  ↓

上記のように車体の方の処理しつつディテールアップパーツの方の処理も進めます。

このパーツはカプラー部分のパーツで爪楊枝の頭くらいの大きさのパーツなのですが
処理する事によりメリハリが付き更にリアルになるのでこのような小さなパーツも処理しています

一番左のパーツが処理後のパーツですが出来る限り処理することによりメリハリも
強調されてると思います。

下準備もしつつ制作の方も進めていきます。

先ずは仮組みなのですがカウル等のチリ合わせのため
カウルが付けれる状態まで仮組みしました。
カウルが付けれるまでの仮組みの場合
エンジン、ラジエターまで組まないとキッチリ合いませんでした。
制作に夢中になり仮組み画像がありませんが・・・
でもその辺さすがはタミヤ、チョットの微調整でぴったりフィットします!

で、その仮組み後フレームの製作からスタートしました。

フレームの内側は肉抜きになっていますので、ポリパテで埋めて処理し。
この時同時にパーティングラインと合わせ目も処理
フレーム全体を800番ペーパーで表面処理してます。

フレームには溶接痕のモールドもありますので消さないように注意も必要です。

カウルが付くとフレーム内部はほとんど見えない部分でもあるのですが
今回はカウルを外してのディスプレイも考えていますので、見えても大丈夫なよう
埋めてます。

先ずは下準備としてキットと一緒に購入したタミヤ指定の缶スプレーを
エアブラシで塗装するための準備をします。

缶の上部にピンバイスで小さな穴を開けガスを抜き
缶切りで缶を開けました。

ピンバイスで穴を開けガスを抜く時は換気の良い場所で
火気厳禁で!
後この時揺すったりすると塗料が飛び散りますので注意も必要です。

この後、中の撹拌球ごと別容器に移します。

別容器に移しても直ぐにフタをせず完全にガスが抜けきるまで
軽くフタをし、たまにかき混ぜながら2日ほど放置しました。

直ぐにフタをしてしまうと次開ける時暴発します・・・
最悪、塗料が飛び散り大惨事に・・・

今回の制作では、TOP StudioのNinja用ディテールアップパーツを
使い制作しております。

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